アースウォーカー（2001年生、母ファインストローク）

アースウォーカー（2001年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地球の旅人」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時10歳）と交配したファインストロークが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業（株）那須野牧場。戦績は、中央平地22戦1勝2着3回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、恵比寿興業那須野牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、寺田千代乃によって1,890万円で落札された。

清水出美厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月26日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハイパーバトルに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたエンゲルジーク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

8月23日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月14日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

11月3日、中6週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたラガーサーパス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

12月13日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で藤田伸二騎手（6戦0勝）。17頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田伸二騎手（7戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3歳（2004年）

1月25日、中3週で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（9戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

4月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（10戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（11戦0勝）。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（12戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（13戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のオーディンズアイをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

11月7日、中3週で迎えた18戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた20戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

3月1日、中4週で迎えた23戦目は、名古屋チャレンジカップガイア賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。