アウトオブオーダー（2006年生、母ダークサファイア）

アウトオブオーダー（2006年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「順序を守らない実行（コンピュータ用語）より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したダークサファイアが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、薗部博之によって1,470万円で落札された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

10月26日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

3歳（2009年）

4月5日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルターズブレーヴを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のワールドコンパスをアタマ差振り切って勝利を手に入れた。

5月16日、中2週で迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

10月31日、約5か月半の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

4歳（2010年）

6月12日、約7か月の休み明けで迎えた7戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

5歳（2011年）

4月16日、約10か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

10月22日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の米山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の笹山特別（新潟芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

6歳（2012年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月2日、約4か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月13日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったミヤジシェンロンにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

10月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に敗れた。

7歳（2013年）

3月24日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

6月5日、中6週で迎えた21戦目は、アーバンステージ水無月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

9月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

12月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（6戦1勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

8歳（2014年）

1月26日、中5週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。