クレバーサクラオー（2006年生、母ニッポーダイリン）

クレバーサクラオー（2006年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したニッポーダイリンが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）アイオイファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2一。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

5月31日、デビュー戦は加藤士津八騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

8月1日、中4週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。16着に敗れた。

4歳（2010年）

5月2日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた4戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C2二十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダブルフィーバーに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月10日、連闘で迎えた5戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフリーアディションに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月22日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、コスモジャーニーに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、サダムヨカモンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中5週で迎えた8戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリュウノパトラに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月7日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田盛夫利騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワイエスシュートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月23日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田盛夫利騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。

8月29日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田盛夫利騎手（7戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るクラウドシンガーを半馬身差し切って断然人気に応えた。

9月26日、中3週で迎えた12戦目は、IZAKAYA BARRELべっか賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田盛夫利騎手（8戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、皆川麻由美騎手を鞍上に迎えて、FIREプレミアムB火の恵み賞（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた14戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた15戦目は、JA岩手ふるさと奥州牛杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた16戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は皆川麻由美騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

5歳（2011年）

1月8日、連闘で迎えた18戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で皆川麻由美騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた19戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、花と泉の公園ベゴニア館レース（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて5着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた22戦目は、東北楽天ゴールデンイーグルス賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で陶文峰騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた23戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月8日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

8月16日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月6日、中9週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた27戦目は、「短歌の街もりおか」レース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は皆川麻由美騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた28戦目は、森林林業日本一の町住田レース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で皆川麻由美騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1四（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で皆川麻由美騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた30戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、伝統の味岩谷堂羊羹レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は皆川麻由美騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6歳（2012年）

1月9日、連闘で迎えた32戦目は、水沢競馬復活記念（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で皆川麻由美騎手（7戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。