エターナルワールド（1997年生、母ボウダンジグ）

エターナルワールド（1997年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時5歳）と交配したボウダンジグが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地27戦5勝2着5回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の鎌ケ谷特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

2月5日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた4戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月26日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、伸びてきたタフネスベンチャー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアンプルカットに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエフピータッチに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

4歳（2001年）

2月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したクリティカルフェアにクビ差届かず2着に惜敗した。

3月4日、中1週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のスルーカルテットを半馬身振り切って2勝目をマークした。

3月24日、中2週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた16戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい6着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の稲村ヶ崎特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

10月28日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

11月18日、中2週で迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のシュガートレインに1馬身の差をつけて制した。

12月1日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月22日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の霞ケ浦特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたソウシュン決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

5歳（2002年）

1月14日、中2週で迎えた22戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のニシキオーカンをクビ差振り切って4勝目を挙げた。

2月9日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたタイロバリー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月24日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーレッドブルーを上がり3位の末脚でアタマ差だけ差し切って5勝目をマークした。

3月30日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の韓国馬事会杯（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

6月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた27戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた28戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの関越ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

6歳（2003年）

6月1日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、アリオン杯特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

8月10日、中9週で迎えた30戦目は、加賀路特別（金沢ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したジョウテンペガサスを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。