メジロヴィーナス（1997年生、母メジロディッシュ）

メジロヴィーナス（1997年3月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時14歳）と交配したメジロディッシュが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）まるとみ冨岡牧場。戦績は、中央平地22戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の広瀬川特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

12月5日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のターフボスに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2000年）

4月30日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

6月4日、中4週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のべにばな賞（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、カサノバダンディに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の広瀬川特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして、最後は2着のレディスマイルに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月19日、中1週で迎えた8戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の千倉特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

4歳（2001年）

3月11日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の野島崎特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の清里特別（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の稲村ヶ崎特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の青嵐賞（東京芝2400m 小雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は吉田豊騎手（10戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

5歳（2002年）

4月20日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（11戦2勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（12戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（13戦2勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた17戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋智大騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋智大騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

7月27日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋智大騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

8月4日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋智大騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

11月3日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋智大騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。