シンクグッド（2021年生、母ポジティブマインド）

シンクグッド（2021年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「良い方に考える」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノダイヤモンド（当時8歳）と交配したポジティブマインドが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の山茶花特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、藤田晋によって1億9,800万円で落札された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

2月24日、デビュー戦はA.A.ルメートル騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

4月6日、中5週で迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に敗れた。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート2400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート2400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

8月11日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月4日、中7週で迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のフォレストゲートに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

11月7日、中4週で迎えた7戦目は、山茶花特別（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るフォレストゲートを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。