タイガーマスク（2004年生、母Krisada）

タイガーマスク（2004年3月11日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「虎の様に強くなるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のKingmambo（当時14歳）と交配したKrisadaが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2009年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

5月20日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

6月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったアドマイヤカイトにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

9月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

10月22日、中3週で迎えた5戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1600m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダニエルジェードに約20馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月25日、中4週で迎えた6戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシネホウジュに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のクリノアドベンチャに4馬身の差をつけて3勝目を収める

4歳（2008年）

1月6日、中1週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず16着に敗れた。

5歳（2009年）

4月26日、約16か月の休み明けで迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のクラッカージャックに3馬身の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

5月2日、連闘で迎えた10戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

10月18日、約5か月半の休養明けで迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい16着に敗れた。

6歳（2010年）

8月21日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

12月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。