テーオーニコラス（2021年生、母Invalida）

テーオーニコラス（2021年4月9日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のPalace Malice（当時11歳）と交配したInvalidaが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大栄牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2024年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大栄牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小笹公也によって1,650万円で落札された。

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

12月17日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3歳（2024年）

4月11日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の神鍋山特別（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月6日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

8月29日、中7週で迎えた4戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したトウシンハナを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウマツリを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

11月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

4歳（2025年）

3月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、新庄海誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったタッチーフェイスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月19日、中1週で迎えた11戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジャクソンルーツに2馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

4月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったマジークをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

4月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレーベンヘルツに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月6日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったスナークドリアンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月28日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた16戦目は、和田陽希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

11月12日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた17戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松木大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。