フィールドマックス（2000年生、母ジャンボアトラス）

フィールドマックス（2000年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最高」。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時12歳）と交配したジャンボアトラスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は池田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。2002年のクローバー賞(オープン)で2着に入った他、2002年の野路菊ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、池田牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって577.5万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

6月16日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラントゥザフリーズを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月20日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月4日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は酒井学騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったワンダーボーイに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月15日、中2週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

3歳（2003年）

1月25日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。