ヤマノキングアロー（2004年生、母シスターソノ）

ヤマノキングアロー（2004年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王＋矢」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時6歳）と交配したシスターソノが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

的場均厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月4日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は530kg。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

3月11日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のレオタツオーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月15日、連闘で迎えた4戦目は、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場勇人騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナムラジョンブルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月24日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は的場勇人騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

4歳（2008年）

9月30日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた8戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。