アルファリゲル（2003年生、母アルファラフィーネ）

アルファリゲル（2003年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋オリオン座のベータ星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時8歳）と交配したアルファラフィーネが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）秋田牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方20戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2八九。

経歴

デビュー前

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

4月9日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で懸命に走り抜いたが、ランナーズハイに交わされて3馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジヤマホークから1馬身差の2着となった。

8月23日、中3週で迎えた8戦目は、3歳戦のデネブ特別（旭川ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4歳（2007年）

1月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた10戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2三アイ（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

1月29日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月5日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた15戦目は、清明特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

5歳（2008年）

9月2日、約17か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた16戦目は、一般C3五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、テイエスサクランボに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3四五（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のナイトトレインに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月31日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のヤマトコウシュウに2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-16 17（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタケショウボスをアタマ差振り切って3勝目を挙げた。

12月15日、中4週で迎えた21戦目は、一般C2六七（川崎ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で庄司大輔騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で庄司大輔騎手（9戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のソロソロイクバイに2馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

6歳（2009年）

1月22日、中3週で迎えた23戦目は、一般C2-11 12（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で庄司大輔騎手（10戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた24戦目は、一般C2十1112（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で庄司大輔騎手（11戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2十11（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で庄司大輔騎手（12戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、一般C2十11（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で庄司大輔騎手（13戦4勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。