カワノスパート（1993年生、母サチモジェーン）

カワノスパート（1993年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラスパート（当時10歳）と交配したサチモジェーンが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は柏木勲。戦績は、地方30戦5勝2着2回。1998年の大井記念(ハンデ地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

大山一男厩舎（小林）へ入厩。

3歳（1996年）

2月17日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 雪/稍重）に出走。馬体重は493kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のリュウセイリッチに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月25日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったセンチュリーパークから半馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中2週で迎えた4戦目は、鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のムーンエリーゼに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月13日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦のライラック特別（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦のあやめ特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のケーエヌグロリアに1馬身の差をつけて3勝目をマークした。

7月4日、中1週で迎えた7戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の東京ダービー（大井ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。最後は、勝ったセントリックから1馬身半差の2着となった。

9月27日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、ムーンライトカップ（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた9戦目は、ドラマチックナイト賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のスーパーダートダービー（大井ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、紅葉賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた12戦目は、3歳戦の東京湾カップ（船橋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のバトルフェスティンに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（1997年）

2月27日、中7週で迎えた13戦目は、金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦1勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月25日、中7週で迎えた14戦目は、グリーンカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田京騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた15戦目は、地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田京騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月9日、中6週で迎えた16戦目は、プラネットカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月29日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、秋田実騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のグランドチャンピオン（大井ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、G2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は張田京騎手（9戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた19戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2800m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で張田京騎手（10戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（1998年）

2月21日、中7週で迎えた20戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの一般（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた21戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の’98スプリングカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の’98グリーンカップ（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は的場文男騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベニノコバンをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

6月24日、中5週で迎えた25戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦4勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月29日、約3か月の休養明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は張田京騎手（11戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

11月12日、中5週で迎えた27戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた28戦目は、’98かちどき賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤隆騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

12月23日、中2週で迎えた29戦目は、G1の東京大賞典（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（12戦1勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

6歳（1999年）

3月1日、中9週で迎えた30戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（13戦1勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。