バントライン（2000年生、母Marozia）

Buntline

2000.02.25

バントライン（2000年2月25日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「ワイアットアープが愛用していた銃名」。毛色は栗毛。種牡馬のSeeking the Gold（当時15歳）と交配したMaroziaが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地14戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額8,200万円（16.4万×500口）で一口馬主が募集された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

2月1日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチャーミングクリスを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月18日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続でK.デザーモ騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったメイショウポパイに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月7日、中2週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

11月2日、中7週で迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（2004年）

8月29日、約10か月の休養明けで迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2005年）

6月19日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアグネスライフをハナ差振り切って久々に白星を挙げた。

9月24日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月30日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドゥーウィズウインに2馬身の差をつけて制した。