ピサノロンシャン（2005年生、母シャドウポエム）

ピサノロンシャン（2005年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋競馬場名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時8歳）と交配したシャドウポエムが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中裕之。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中裕之から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、市川義美によって840万円で落札された。

安達昭夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

1月12日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 小雨/重）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

2月11日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

3月22日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で田中克典騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた6戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマジックロードを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月3日、中2週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたリッカロイヤル決め手に屈してハナ差の2着となった。

9月14日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた9戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

11月9日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 晴/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

12月13日、中2週で迎えた13戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（2009年）

3月29日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、抜け出したフサイチダイチャンにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月11日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

10月25日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のサンライズスカイに1馬身1/4の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月12日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

5歳（2010年）

6月26日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。