ホクセンジョウオー（2015年生、母モルフェキイ）

ホクセンジョウオー（2015年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「北千住より+女王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時13歳）と交配したモルフェキイが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木康治。戦績は、中央平地8戦2勝。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松山将樹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

1月27日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に敗れた。

4月21日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた3戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のスタートアップに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

7月21日、中9週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のバラダガールに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

9月8日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3の紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

11月17日、中7週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝2500m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

4歳（2019年）

3月17日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた10戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月25日、中4週で迎えた11戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月1日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に終わった。

5歳（2020年）

1月26日、中7週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（4戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく3着に終わった。

3月15日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた15戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの奥の細道特別（福島芝2600m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

6月28日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの松前特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（7戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（8戦1勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

9月26日、中9週で迎えた19戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの九十九里特別（中山芝2500m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの土湯温泉特別（福島芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（9戦1勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

6歳（2021年）

1月9日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（10戦1勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

2021年2月11日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。