アシャカマキシン（2016年生、母デンコウレジーナ）

アシャカマキシン（2016年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時17歳）と交配したデンコウレジーナが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中脇一幸。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中脇一幸から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、吉冨学によって1,620万円で落札された。

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月16日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ジャパンスウェプトに半馬身交わされて2着に敗北した。

3歳（2019年）

5月19日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイリュウボーラーに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

12月14日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

4歳（2020年）

10月10日、約10か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた6戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のリゼを3/4馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

12月26日、中7週で迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

5歳（2021年）

3月7日、中9週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（4戦1勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

4月25日、中6週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた9戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

9月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの浦安特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

12月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた11戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞浜特別（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

6歳（2022年）

2月6日、中6週で迎えた12戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、たつやさん誕生祭特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた13戦目は、濱尚美騎手応援特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

3月13日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、有吾1歳誕生記念特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

4月24日、中5週で迎えた15戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のエッセンスに1馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

5月21日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

6月11日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2-6（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた18戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、夏至特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた19戦目は、有難うメンちゃん特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウルフオブウォーに5馬身の差をつけて4勝目を手にした。

7月23日、中1週で迎えた20戦目は、大暑特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた21戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、修次さん応援特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

11月12日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、山本泰貴生誕記念特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（5戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1 C2（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、オーバーリミットに半馬身交わされて2着となった。

12月29日、中2週で迎えた25戦目は、C1-6（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7歳（2023年）

1月18日、中2週で迎えた26戦目は、未確認生物エル特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎雅由騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた27戦目は、石田跳馬誕生記念特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山崎雅由騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた28戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、今年も全力応援特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた29戦目は、ミサイルマン岩部特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（10戦2勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた30戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（11戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に終わった。