コスモタクミ（2005年生、母ターフジョイ）

コスモタクミ（2005年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋匠」。毛色は鹿毛。種牡馬のムタファーウエク（当時9歳）と交配したターフジョイが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、地方16戦0勝。2009年の肥後の国グランプリ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

7月1日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

11月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3歳（2008年）

1月13日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4月13日、中8週で迎えた6戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2500m 曇/重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、マッカランに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のゲストアスリートに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

5月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（5戦0勝）。17頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた10戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の悠久山特別（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

4歳（2009年）

3月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

4月26日、中7週で迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着を確保した。

5月30日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

6月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

7月25日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

10月17日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹内祐次騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2010年）

1月20日、中2週で迎えた22戦目は、荒尾金盃（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた23戦目は、とびうめ特別（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた24戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西村栄喜騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた25戦目は、阿蘇烏帽子岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西村栄喜騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた26戦目は、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で西村栄喜騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月2日、中6週で迎えた27戦目は、JNB協賛シリーズ阿蘇高岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で西村栄喜騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた28戦目は、エメラルドカップ（荒尾ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で西村栄喜騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた29戦目は、らくのうマザーズ特別（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で西村栄喜騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた30戦目は、KJ3の九州王冠（荒尾ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で西村栄喜騎手（9戦0勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた31戦目は、佐藤智久騎手を鞍上に迎えて、阿蘇中岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた32戦目は、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤智久騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた33戦目は、通潤橋スプリンター特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（10戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた34戦目は、サファイアカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（11戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた35戦目は、有明海特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（12戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた36戦目は、KJ3の九州記念（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西村栄喜騎手（13戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。