ワンダービゴローソ（2011年生、母タイトルロウル）

ワンダービゴローソ（2011年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋力強い、迫力のある（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のチアズブライトリー（当時13歳）と交配したタイトルロウルが20歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沼田照秋。戦績は、中央平地8戦0勝、中央障害2戦0勝、地方10戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沼田照秋から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山本信行によって210万円で落札された。

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

4月5日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

5月25日、中6週で迎えた2戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた3戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

7月12日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月30日、中6週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で中井裕二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

9月20日、中2週で迎えた6戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（2015年）

2月13日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた7戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のビバヤングメンに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のパペリーナを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

3月25日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウラファーを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

10月14日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したワイドヴィンチェレを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

11月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（3戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したクイーンオブハートに半馬身届かず2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったブランダルジャンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2016年）

1月7日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（7戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキャッツクローに3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月10日、中2週で迎えた16戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリバージャイアントを上がり2位の末脚でハナ差だけ差し切って制した。

3月21日、中5週で馬体重を前走から29kg減らして迎えた17戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた19戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月4日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。