サンドシャーディー（1995年生、母サンドピープル）

サンドシャーディー（1995年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシャーディー（当時9歳）と交配したサンドピープルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の朝里川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,545万円（15.45万×100口）で一口馬主が募集された。

吉永忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

6月6日、デビュー戦は宝来城多郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着に入った。

7月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた4戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた5戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したオンワードフィリアを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月8日、中8週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホワイトカグラを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

12月6日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、メイショウヒノデにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月20日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったサンライトツイストを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（1999年）

1月6日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノテンモンをハナ差振り切って2勝目を手にした。

3月14日、中9週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宝来城多郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の槍ヶ岳特別（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で宝来城多郎騎手（8戦2勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で宝来城多郎騎手（9戦2勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で宝来城多郎騎手（10戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた16戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月13日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の賢島特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（11戦2勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鷹取特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（12戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

8月15日、中6週で迎えた19戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のゴールデンライズをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

8月28日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたハイグローブ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月11日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小池隆生騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月31日、中4週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小池隆生騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の宗像特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の萩特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（14戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

5歳（2000年）

1月29日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（15戦2勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

2月13日、中1週で迎えた27戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（16戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた29戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。