オースチンキング（1999年生、母エイシンオースチン）

オースチンキング（1999年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時14歳）と交配したエイシンオースチンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方12戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の忠臣蔵特別(B2-1)。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月24日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、3歳未出走（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に敗れた。

5月12日、中6週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

6月2日、中2週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光の如き末脚を披露し、4着に入った。

6月16日、中1週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた6戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4歳（2003年）

5月17日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。5頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤングムーンに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月15日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゼンノジラフに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のステイパーフェクトに4馬身の差をつけて制した。

8月16日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ソニックウエーヴにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月24日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエルバラードに2馬身の差をつけて優勝

9月15日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスマイルアゲインに1馬身半の差をつけて5勝目を手にした。

10月16日、中3週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B3-2（園田ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のエイユートーマスをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月4日、中2週で迎えた14戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、忠臣蔵特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のタイキシャウトをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

12月11日、中4週で迎えた15戦目は、淡路ビーフ特別（園田ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5歳（2004年）

8月3日、約8か月の休み明けで迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月13日、中0週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上B2-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた18戦目は、市制50周年小野ひまわり特別（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。