ツルマルキャップ（1992年生、母ツルマルオゴジョ）

ツルマルキャップ（1992年6月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオグリキャップ（当時7歳）と交配したツルマルオゴジョが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は谷山和喜。戦績は、中央平地32戦3勝2着5回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

12月11日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3歳（1995年）

1月14日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた4戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して13番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた5戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったアサクサムサシに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月18日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したエーコーエクセルにクビ差届かず2着に惜敗した。

4月16日、中3週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンバンビーナを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のケイアイオーロラに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月29日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた11戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

11月26日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた13戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

4歳（1996年）

1月7日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したクニノサンキューに半馬身届かず2着となった。

1月21日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3月3日、中5週で迎えた16戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた19戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月27日、連闘で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

8月18日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のプロジェクターをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

8月31日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るポップスを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月6日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で高橋亮騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で高橋亮騎手（7戦2勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず最後はサクラエキスパートと並んで11着同着となった。

5歳（1997年）

7月12日、約9か月の休み明けで迎えた28戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

8月2日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高橋亮騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた30戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のTVQ杯（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は高橋亮騎手（9戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

10月4日、中3週で迎えた32戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のいわき特別（福島芝1700m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったラモーダバンブーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

11月2日、中3週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

6歳（1998年）

3月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた34戦目は、下窪道盛騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンオープン（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。