ヤマカツミカサ（2001年生、母スーパーキミコ）

ヤマカツミカサ（2001年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋三笠山より」。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時12歳）と交配したスーパーキミコが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は樋渡志尚。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方19戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、樋渡信義から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山田博康によって1,270.5万円で落札された。

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

7月26日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

8月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

3歳（2004年）

3月6日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

3月28日、中2週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた5戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦の氷ノ山特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

5月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5月22日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた9戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2000m 雨/良）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

9月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、レオハスラーにアタマ差交わされて2着となった。

9月18日、連闘で迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたライトケーティング決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタガノウィザードに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2005年）

3月12日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

8月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月3日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

11月16日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から19kg戻して迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月29日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた18戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた19戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、5着を確保した。

5歳（2006年）

1月17日、中2週で迎えた20戦目は、湯島特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月27日、中5週で迎えた21戦目は、一般C1六（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月21日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた22戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1六七（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた27戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、レッツゴーフジに半馬身交わされて2着となった。

7月20日、中1週で迎えた28戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

7月28日、連闘で迎えた29戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた30戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般A4 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。