エリーナハーラー（2015年生、母ニイガッタメール）

エリーナハーラー（2015年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より＋投手」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時16歳）と交配したニイガッタメールが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は千葉県、生産者は（有）下河邉トレーニングセンター。主な勝ち鞍は2017年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、飯塚知一によって756万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

8月27日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月22日、中7週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

12月23日、中8週で迎えた3戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、激烈なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のポートナイトサイトに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2018年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

6月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

9月9日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

4歳（2019年）

4月4日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

5月1日、中3週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、さいたま市つなが竜ヌゥ賞（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、キョウエイハッチにクビ差交わされて2着となった。

5月16日、中1週で迎えた9戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のハナミズキ賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。