ピサノクロス（2001年生、母マンダラヴィエント）

ピサノクロス（2001年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のタマモクロス（当時17歳）と交配したマンダラヴィエントが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上C7-2。

経歴

デビュー前

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

2月8日、デビュー戦はR.ヒューズ騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月6日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

7月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg戻して迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた7戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

12月1日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C8-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナイストップレディを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月15日、中1週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C8-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

4歳（2005年）

1月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C7-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るトーコーファサードを上がり0位の末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

1月20日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上C4-1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったチャウスにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

3月10日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上C3-2（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4月13日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上C5-2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。