ティアップタイガー（2005年生、母エルメスティアラ）

ティアップタイガー（2005年3月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋トラ」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したエルメスティアラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地11戦0勝、地方34戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の一般C25。

経歴

デビュー前

当歳のとき、シンコーファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田中昇によって2,100万円で落札された。

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2008年）

1月19日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

2月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

4月12日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月27日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

7月6日、中9週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

8月24日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月24日、中8週で迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

11月3日、中0週で迎えた9戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C32（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったムーンクレイドルに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月2日、中1週で迎えた11戦目は、一般C25（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウエビスに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月24日、中2週で迎えた12戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2009年）

3月2日、中9週で迎えた13戦目は、一般C25（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月19日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

9月21日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず17着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた17戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた18戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた19戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた20戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阪上忠匡騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に終わった。

5歳（2010年）

1月6日、連闘で馬体重を前走から13kg減らして迎えた21戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阪上忠匡騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったトウショウジオンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月19日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で阪上忠匡騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

2月12日、中2週で迎えた23戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C24（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

2月22日、中0週で迎えた24戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阪上忠匡騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンタジーグレーを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

3月10日、中1週で迎えた25戦目は、一般C14（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阪上忠匡騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた26戦目は、のヮの杯天海春香誕生日記念（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阪上忠匡騎手（7戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた27戦目は、深津寿江27歳誕生日記念（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阪上忠匡騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた28戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったヒカリカガヤクに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月26日、中1週で迎えた29戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のライトスマイルを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月11日、中1週で迎えた30戦目は、紅ばら特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井友彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井友彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したメルヴィーユを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた32戦目は、一般C12（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井友彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた33戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井友彦騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた34戦目は、立秋特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井友彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた35戦目は、（株）セントラルビデオ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井友彦騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた36戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井友彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた37戦目は、絢子お誕生日おめでとう記念（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井友彦騎手（8戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したニューヘイローにクビ差届かず2着となった。

10月14日、中2週で迎えた38戦目は、一般C11 14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井友彦騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた39戦目は、一般C10 13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井友彦騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた40戦目は、一般C13 16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉井友彦騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた41戦目は、一般C11（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉井友彦騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた42戦目は、一般C12 15（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で吉井友彦騎手（13戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

6歳（2011年）

1月1日、中1週で迎えた43戦目は、一般C11 14（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は15戦連続で吉井友彦騎手（14戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

1月7日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた44戦目は、小林拓未騎手を鞍上に迎えて、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

1月20日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた45戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（15戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。