テンエイヤシャヒメ（2004年生、母テンエイエトワール）

テンエイヤシャヒメ（2004年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋夜叉姫」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したテンエイエトワールが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は農事組合法人熊坂開発。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回、地方29戦0勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

6月16日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

7月8日、中2週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、オートクレールに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月22日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

9月22日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のレインボーアカリをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4歳（2008年）

3月2日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の鞍ケ池特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手が足りず18着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は減速してしまい15着に敗れた。

7月12日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

9月6日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

9月28日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

11月9日、中5週で迎えた11戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下のオーストラリア賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

12月11日、中4週で迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルビット特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5歳（2009年）

2月3日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C2四アイ（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

2月9日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

2月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、一般C2五六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2六七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月15日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、國分祐仁騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴史騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた20戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十11（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は國分祐仁騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、一般C2-15 16（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-14 15（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

11月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2九十（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2十三十四（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では閃光の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月30日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2十十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

6歳（2010年）

1月21日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（6戦0勝）。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（7戦0勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた29戦目は、一般C3三（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（8戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた30戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

4月8日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の一般C3（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（9戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエカリーナにアタマ差届かず2着となった。

5月20日、中3週で迎えた33戦目は、一般C3三四五（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（10戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナルタゴールドに半馬身届かず2着となった。

7月15日、中7週で迎えた34戦目は、一般C3三四（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（11戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（12戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた36戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（13戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

10月8日、中4週で迎えた38戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（14戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

10月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月1日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた40戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。