オンワードニキータ（1990年生、母オンワードハッピー）

オンワードニキータ（1990年2月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のハードツービート（当時21歳）と交配したオンワードハッピーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着2回、中央障害8戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の障害4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

9月13日、デビュー戦は津留千彰騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は460kg。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したガレオンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

10月18日、中4週で迎えた2戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（1993年）

1月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

2月28日、中6週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は津留千彰騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

3月27日、中3週で迎えた5戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

9月6日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、セノエゴウカイに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1994年）

2月19日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

3月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、5歳以上500万下の戸畑特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤暢康騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤暢康騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

3月19日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤暢康騎手（4戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

4月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた12戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で牧之瀬幸夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノオンステージから3/4馬身差の2着となった。

6月12日、中1週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で牧之瀬幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で牧之瀬幸夫騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のユウカイシに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月16日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で牧之瀬幸夫騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で牧之瀬幸夫騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のハーバーグレイスに約13馬身の大差をつけて2勝目を収める

8月27日、中1週で迎えた18戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で牧之瀬幸夫騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。