ワンダーザグレブ（1999年生、母ワンダーファーリー）

ワンダーザグレブ（1999年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のザグレブ（当時6歳）と交配したワンダーファーリーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は2002年のもみじ特別(C2-1)。

経歴

デビュー前

富田一幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

11月10日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月25日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

12月16日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

3歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた4戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

5月4日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のメイフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたゴールデンデザート決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月3日、中6週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で谷中公一騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月21日、中6週で迎えた10戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

10月3日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のもみじ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のライトステップスに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

10月29日、中0週で迎えた13戦目は、羽黒山特別（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

11月14日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、静内川特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。5着に終わった。

4歳（2003年）

3月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は谷中公一騎手（6戦0勝）。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4月26日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた17戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

6月2日、連闘で迎えた19戦目は、西康志騎手を鞍上に迎えて、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5歳（2004年）

2月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から9kg絞って迎えた21戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、フェブラリー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。