モガミピューマ（1988年生、母ヤマトシヤルダン）

モガミピューマ（1988年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時7歳）と交配したヤマトシヤルダンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。戦績は、中央平地35戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は1993年の松川浦特別(500万下)。

経歴

デビュー前

古山良司厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

2月24日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったガーネットラインを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4歳（1992年）

4月25日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月28日、中6週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったドリームアーチに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた7戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

5歳（1993年）

2月7日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、樋口弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で樋口弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月27日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で樋口弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

3月13日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で樋口弘騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったホクセイアンバーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

3月21日、連闘で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で樋口弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

4月24日、中4週で迎えた13戦目は、木藤隆行騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木藤隆行騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

7月24日、中9週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（4戦0勝）。17頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

8月7日、中1週で迎えた17戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったインタータフネスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の赤倉特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のスイートシャリマーをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月23日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、伸びてきたインタージュノー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

11月13日、中2週で迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたマルブツタイヨー決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月12日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（8戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の尾張特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（9戦1勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

6歳（1994年）

1月30日、中5週で迎えた25戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

3月13日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

4月23日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、5歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（10戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（11戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず最後はジョージティムスと並んで5着同着となった。

10月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上500万下の松川浦特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（12戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月22日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩戸孝樹騎手（13戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下の犬山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩戸孝樹騎手（14戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩戸孝樹騎手（15戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

12月18日、連闘で迎えた35戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩戸孝樹騎手（16戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。