ハリケンベイブ（1999年生、母ラツキーチリ）

ハリケンベイブ（1999年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時15歳）と交配したラツキーチリが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）槇本牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、中央障害10戦1勝、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

7月13日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/良）に出走。馬体重は516kg。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

7月27日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

8月18日、中2週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

9月8日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったケンイチバンボシにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

9月17日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップマスカット賞（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクダンシングから5馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

10月6日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

4歳（2003年）

2月23日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で金折知則騎手（7戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で金折知則騎手（8戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で金折知則騎手（9戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

5月25日、中2週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で金折知則騎手（10戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。鞍上は10戦連続で金折知則騎手（11戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月7日、約5か月半の休養明けで迎えた14戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2004年）

1月11日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は金折知則騎手（12戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（13戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月14日、中5週で迎えた18戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（14戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のパレスキングに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。