シンオジョー（1990年生、母シンナデイアー）

経歴

デビュー前

布施正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

7月19日、デビュー戦は大崎昭一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホッカイノコムスメにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大崎昭一騎手（2戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシンルイスに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大崎昭一騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

12月6日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

3歳（1993年）

1月6日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳オープンのKBS京都紅梅賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大崎昭一騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた9戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の雪割草特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた10戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた11戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月9日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、4歳500万下のこけもも賞（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた13戦目は、4歳500万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小原義之騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったスプレンダーガールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

7月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、牝馬限定4歳500万下のなでしこ賞（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のケイティタイガーをアタマ差振り切って2勝目を掴み取った。

8月7日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下のサマーステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のタニノクリスタルに3馬身の差をつけて優勝

11月7日、約3か月の休み明けで迎えた18戦目は、福島民友カップ（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

12月5日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、L.オサリバン騎手を鞍上に迎えて、’93ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4歳（1994年）

1月30日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた21戦目は、G3の中日新聞杯（小倉芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（5戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の知多ステークス（中京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は塩村克己騎手（5戦2勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。