ピトロ（1987年生、母ガーベラターフ）

Pitro

1987.05.30

ピトロ（1987年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のタツプオンウツド（当時11歳）と交配したガーベラターフが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の桑折特別(500万下)。

経歴

デビュー前

尾形盛次厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1990年）

2月4日、デビュー戦は鈴木寿騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

2月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月3日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月31日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木寿騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた5戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は鈴木寿騎手（4戦0勝）。17頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

4歳（1991年）

9月28日、約16か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた8戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のマルユールイスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の蔵王特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木寿騎手（6戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のシンボリヒリュウをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

11月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下のみちのく特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木寿騎手（7戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったメジロマッキャロンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月7日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で鈴木寿騎手（8戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

5歳（1992年）

2月2日、中7週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は坂本勝美騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。