イサミオテンバ（1997年生、母サーストンフラッグ）

イサミオテンバ（1997年4月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は青毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時5歳）と交配したサーストンフラッグが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2001年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

4月23日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（福島芝1200m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は408kg。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（福島芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

5月21日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたティコティコタック決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武英智騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のピエナノメグミに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

7月2日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で武英智騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で武英智騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月12日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武英智騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたプライドソルジャー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武英智騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイスワンダーに5馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

4歳（2001年）

2月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた10戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の宇治川特別（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず16着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の知多特別（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は武英智騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた13戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

7月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

8月12日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず15着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず12着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた17戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のフジタカローズに1馬身半の差をつけて制した。

10月28日、中2週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた21戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。