エストリル（2016年生、母ヴィヴァシャスヴィヴィアン）

エストリル（2016年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ポルトガルの地名」。毛色は鹿毛。種牡馬のジャスタウェイ（当時7歳）と交配したヴィヴァシャスヴィヴィアンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

3月2日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

3月31日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

12月4日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るピュアデボーションを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月26日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2七八九（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2020年）

1月22日、中3週で迎えた10戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

2月25日、中4週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

4月8日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したトップデンティストにアタマ差届かず2着となった。

5歳（2021年）

3月11日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた14戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

6月8日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた17戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。