ドリームキューブ（2005年生、母コスモハイクラス）

ドリームキューブ（2005年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋立方体。皆の夢が詰まった箱をイメージして」。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロブライト（当時11歳）と交配したコスモハイクラスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ビッグレッドファーム。戦績は、中央平地17戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の許波多特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

サラブレッドクラブライオンにて総額1,000万円（5万×200口）で一口馬主が募集された。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月16日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

10月20日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のケイアイマクラレンをハナ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2008年）

1月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

3月15日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマイネルアトレを半馬身振り切って2勝目を手中に収めた。

5月3日、中6週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

9月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた10戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4歳（2009年）

1月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の許波多特別（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして難なく抜け出し、最後は2着のウォーゲームに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、リードを5馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、アドマイヤメジャーに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月1日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

9月21日、中6週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2010年）

6月26日、約9か月半の休み明けで迎えた16戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 雨/重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のグッドバニヤンに1馬身半の差をつけて久々の一戦をモノにした。

7月25日、中3週で迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を5馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。