サンライトコール（1992年生、母イズミサンエイ）

サンライトコール（1992年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスルーザドラゴン（当時10歳）と交配したイズミサンエイが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）出口牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の礼文特別(500万下)。

経歴

デビュー前

石栗龍雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

7月9日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は522kg。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったエイブルカグラに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマニンアリーナにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（1995年）

4月30日、約9か月の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のノースブライティアに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月20日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

6月24日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のプラチナカードを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4歳（1996年）

7月6日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで、最後は2着のレインボークイーンに1馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で横山典弘騎手（8戦3勝）。17頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

12月21日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で横山典弘騎手（9戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。