アンジュミニョン（2016年生、母チェリーエンジェル）

アンジュミニョン（2016年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「可愛い天使(仏)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したチェリーエンジェルが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は高村牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月5日、デビュー戦は中井裕二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

1月27日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5月5日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のベストクィーンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

9月15日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着に入った。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（2戦1勝）。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（3戦1勝）。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

11月30日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4歳（2020年）

1月6日、中4週で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で団野大成騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

6月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（6戦1勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマテンロウディーバを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

9月13日、中9週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（7戦2勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたハッシュゴーゴー決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月3日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中健騎手（8戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月21日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中健騎手（9戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中健騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6歳（2022年）

2月26日、約15か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中健騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、レイモンドバローズに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月18日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたペイシャフェスタ決め手に屈してクビ差の2着となった。

8月13日、中7週で迎えた20戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新発田城特別（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（12戦2勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

10月1日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中健騎手（13戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月29日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中健騎手（14戦2勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

2022年11月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。