プランタンヴェール（2016年生、母プランタンビジュー）

プランタンヴェール（2016年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「春の新緑（仏）。春の新緑の頃に活躍出来るように。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時9歳）と交配したプランタンビジューが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2022年の一般C3二三。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額800万円（4万×200口）で一口馬主が募集された。

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、5着に終わった。

9月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

12月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3歳（2019年）

1月27日、中5週で迎えた4戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着に入った。

5月18日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中谷雄太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったベターハーフにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月15日、中6週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、山崎良騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七八（大井ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4歳（2020年）

3月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた11戦目は、春の楽天競馬賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた12戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

10月22日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、埼葛地域は米どころで賞（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は山崎良騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2一二三（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎良騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた15戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C2一二三（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた16戦目は、ハタチの龍馬賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山崎良騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

5歳（2021年）

2月15日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた17戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎良騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

7月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から29kg戻して迎えた18戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二三（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月26日、中2週で迎えた19戦目は、涼月特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた21戦目は、晩夏特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた22戦目は、風船葛賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた23戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2六 C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月21日、連闘で迎えた25戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブルラッシュに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月23日、中4週で迎えた26戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四五（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6歳（2022年）

4月13日、約4か月半の休養明けで迎えた27戦目は、一般C3二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた28戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、抜け出したタカラチーターにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月2日、中4週で迎えた29戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（8戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、リュウオウにクビ差交わされて2着に惜敗した。

7月1日、中3週で迎えた30戦目は、一般C3一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3四五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（10戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

9月1日、中5週で迎えた32戦目は、一般C3三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（11戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のガッツで最後まで踏ん張ったが、トリテレイアに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3二三（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（12戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く粘り込んで、最後は2着のマリアフィナーレをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月21日、中3週で迎えた34戦目は、農業遺産落ち葉堆肥農法の三芳町賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（13戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月25日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、長野県畜産会長賞（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で橋本直哉騎手（14戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7歳（2023年）

4月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた36戦目は、七夕裕次騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3五六（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で七夕裕次騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた38戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で七夕裕次騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。