リックオンファイア（2008年生、母ネスポラ）

リックオンファイア（2008年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のオンファイア（当時5歳）と交配したネスポラが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）杵臼牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方35戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の2歳。

経歴

デビュー前

岩本洋厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2010年）

7月9日、デビュー戦は山崎誠士騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は431kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブルーダンシングに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中5週で迎えた2戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、勝ったブルーサイレンスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた4戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（2戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、2歳戦の金木犀特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着を確保した。

11月15日、中2週で迎えた6戦目は、2歳戦の葉牡丹特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山崎誠士騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のポインセチア特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山崎誠士騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

3歳（2011年）

1月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の若水特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山崎誠士騎手（6戦1勝）。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で山崎誠士騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山崎誠士騎手（8戦1勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

4月14日、中8週で迎えた11戦目は、3歳戦の芦ノ湖特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山崎誠士騎手（9戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の若葉特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で山崎誠士騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳戦のハナミズキ特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で山崎誠士騎手（11戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた14戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は金子正彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（12戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（13戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。

9月20日、中7週で迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1六七（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（14戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

11月9日、中2週で迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったプリティーサンタにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

11月23日、中1週で迎えた21戦目は、（社）埼玉県畜産会長賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般C1四（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（2012年）

1月1日、中2週で迎えた23戦目は、初日の出特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（15戦1勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた24戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、マイスターチャレンジ（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた25戦目は、二和特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

2月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

2月27日、連闘で迎えた27戦目は、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（5戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた29戦目は、幸手権現堂桜堤賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月20日、約5か月の休み明けで迎えた30戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、向日葵特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた31戦目は、銀河特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田紀忠騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2一（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田紀忠騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた33戦目は、近代競馬発祥の地横浜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は金子正彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた34戦目は、晩秋特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

12月3日、中3週で迎えた35戦目は、一般C2一二（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた36戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、冬木立特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。