エアスキャット（1993年生、母ランセステューズ）

Air Scat

1993.03.12

エアスキャット（1993年3月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブラッシングジョン（当時8歳）と交配したランセステューズが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦2勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

4月28日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウェルカムキッスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

5月19日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

4歳（1997年）

2月1日、約8か月半の休み明けで迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の背振山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた4戦目は、5歳以上500万下の秋吉台特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

2月15日、連闘で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月20日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月17日、中2週で迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトーホウケンジを3/4馬身振り切って2勝目を手に入れた。

9月7日、中2週で迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

10月5日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5歳（1998年）

3月14日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に敗れた。

9月5日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（5戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。