トウカイマシェリ（2023年生、母トウカイミステリー）

トウカイマシェリ（2023年5月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+愛しい人(仏)」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時10歳）と交配したトウカイミステリーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は平野牧場。2025年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2025年）

6月21日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ブラックチャリスに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（函館芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のワイズギャングに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったリュウノフライトに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月27日、中3週で迎えた5戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克駿騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴッドバロックを3/4馬身振り切って重賞ウィナーの称号を掴み取った。