ハイアーグレード（2017年生、母ラグジャリークラス）

ハイアーグレード（2017年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「上級の。一流の競走馬になる事を願って」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時18歳）と交配したラグジャリークラスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。主な勝ち鞍は2019年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月23日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のウォーターラーテルに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2020年）

1月13日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスのくすのき賞（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月9日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月20日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

4歳（2021年）

2月27日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

6月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

7月31日、中7週で迎えた10戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月4日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で荻野琢真騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

12月12日、約3か月半の休養明けで迎えた13戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

5歳（2022年）

2月12日、中8週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松若風馬騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

9月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月24日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた17戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（5戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6歳（2023年）

6月17日、約8か月の休み明けで迎えた19戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3-10（高知ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で畑中信司騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた21戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた22戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、C3-19（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

12月17日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた23戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 17（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

7歳（2024年）

3月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg戻して迎えた24戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったゴーマイウェイに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた27戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3 16（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイレリーフに4馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

5月11日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月25日、中1週で迎えた29戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ゴーマイウェイに交わされて3馬身差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ヴィヴァムーンに交わされて1馬身差の2着となった。

6月16日、連闘で迎えた31戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた32戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた33戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシュクメルリに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月8日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、ファーストキッス特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた35戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3-7（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた36戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた37戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた38戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のゴッドインパルスに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月17日、中1週で迎えた39戦目は、ポインセチア特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は高野誠毅騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた40戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

8歳（2025年）

1月1日、中3週で迎えた41戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、お年玉特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた42戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、寒中特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月27日、中1週で迎えた43戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、冬銀河特別（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシゲルノヴァを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月11日、中1週で迎えた44戦目は、仲春特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。