ハーモニーサウンド（1989年生、母シャダイハーモニー）

ハーモニーサウンド（1989年4月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーリユート（当時11歳）と交配したシャダイハーモニーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦2勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

11月3日、デビュー戦は増井裕騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

3歳（1992年）

5月23日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のコウエイダイヤをクビ差振り切って初白星を挙げた。

6月7日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で増井裕騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、6着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は増井裕騎手（5戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月30日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（6戦1勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月5日、連闘で迎えた9戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウリラに4馬身の差をつけて制した。

9月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

10月18日、中2週で迎えた11戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の天王山特別（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。