アイノサウスポー（2000年生、母プリティージャナー）

アイノサウスポー（2000年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「愛の左利き」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時12歳）と交配したプリティージャナーが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、鮫川啓一から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、荻野猛夫によって861万円で落札された。

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

6月29日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた2戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月25日、中6週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

9月15日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで踏ん張ったが、センリツに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルターズバスターに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

4月5日、約5か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた9戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい15着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に終わった。