キュートアクトレス（2016年生、母ハニーゴーオン）

キュートアクトレス（2016年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魅力的な役者さん」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時12歳）と交配したハニーゴーオンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は木村牧場。主な勝ち鞍は2020年の美女高原特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

2月16日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は396kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4月13日、中7週で迎えた2戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月28日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

9月27日、中5週で迎えた5戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったニシノルックミーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったベレーザに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中5週で迎えた7戦目は、一般C31（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジョディーベルボワに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C30（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるように急駛したが、抜け出したニューヨークキャプに半馬身届かず2着に敗北した。

12月27日、中3週で迎えた9戦目は、土井ちゃんディケイド記念（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2020年）

1月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したクリノブラックオーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったランスフォードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月17日、中1週で迎えた13戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた14戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた15戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた16戦目は、深澤杏花騎手デビュー記念（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた17戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビーナスリングに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた18戦目は、惜春特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤原幹生騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月8日、連闘で迎えた19戦目は、のぼり鮎賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた20戦目は、川浦渓谷賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったウインセルリアンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中1週で迎えた22戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

8月12日、中7週で迎えた23戦目は、爽涼特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるアニヴェルセルを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月27日、中1週で迎えた24戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（7戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグッドカグラを別次元の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月11日、中1週で迎えた25戦目は、美女高原特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカッシーニに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月25日、中1週で迎えた26戦目は、萩特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したキチロクアユノに半馬身届かず2着に敗北した。

10月9日、中1週で迎えた27戦目は、五平餅賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（10戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリックマトリックスに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

10月20日、中1週で迎えた28戦目は、フォーマルハウト賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（11戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた29戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺竜也騎手（12戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヨシタカに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

11月16日、中1週で迎えた30戦目は、晩秋特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺竜也騎手（13戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた31戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5歳（2021年）

9月10日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた33戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、一般C5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。