グラスウィン（1992年生、母ホワイトパンジー）

グラスウィン（1992年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のアンシエントタイム（当時8歳）と交配したホワイトパンジーが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は原忠夫。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方23戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1995年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

10月30日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた3戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

3歳（1995年）

1月14日、中2週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

6月18日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ラッキーシェーンに交わされて4馬身差の2着となった。

7月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田高宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月13日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で嶋田高宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月26日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で嶋田高宏騎手（5戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で嶋田高宏騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で嶋田高宏騎手（7戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のラッキーナカヤマに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月21日、中2週で迎えた12戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

4歳（1996年）

5月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（8戦1勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

6月1日、中3週で迎えた14戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

7月22日、中6週で迎えた15戦目は、千葉優騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉優騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉優騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で千葉優騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で千葉優騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のオンワードサミットをアタマ差制して2勝目を奪取した。

9月29日、中1週で迎えた20戦目は、セプテンバーカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で千葉優騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた21戦目は、菊池武騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月10日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた23戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカチドキエースから6馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた25戦目は、FM岩手杯（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は千葉優騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1997年）

3月3日、中9週で迎えた26戦目は、三上智也騎手を鞍上に迎えて、おうし座特別（足利ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた27戦目は、ヒヤシンス特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三上智也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた28戦目は、春蘭特別（宇都宮ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で三上智也騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた29戦目は、れんげ草特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三上智也騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったドージマファイターから4馬身差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた30戦目は、アカシヤ特別（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で三上智也騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた31戦目は、ヤマブキソウ特別（足利ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で三上智也騎手（5戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた32戦目は、オンシジュウム特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で三上智也騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた33戦目は、ケイトウ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で三上智也騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた34戦目は、名草川特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で三上智也騎手（8戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のドラゴンクンショウに約16馬身の大差をつけて優勝

8月13日、中4週で迎えた35戦目は、クローバー特別（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で三上智也騎手（9戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた36戦目は、キキョウ特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で三上智也騎手（10戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた37戦目は、野菊特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で三上智也騎手（11戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。