エーシンセノーテ（2010年生、母セントルイスガール）

エーシンセノーテ（2010年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ユカタン半島にある天然の泉」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時18歳）と交配したセントルイスガールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回。2012年の小倉2歳ステークス(G3)で4着に入った他、2012年のフェニックス賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

6月3日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は408kg。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、タガノハピネスに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

6月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のアウトシャインに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月11日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイナミックガイに6馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

9月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で佐藤哲三騎手（3戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月10日、中9週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

12月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

3歳（2013年）

1月14日、中2週で迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

7月28日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

9月21日、中7週で迎えた9戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。