スティングマリー（2005年生、母ディレクトーラ）

スティングマリー（2005年4月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「虫刺され＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスフライト（当時8歳）と交配したディレクトーラが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、中央平地16戦0勝、中央障害5戦1勝、地方7戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

岩戸孝樹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

9月22日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではいいところがなく16着に終わった。

11月25日、中8週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

3歳（2008年）

1月27日、中8週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

2月3日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3月23日、中6週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

6月15日、中8週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月3日、中6週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

9月6日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で津村明秀騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月9日、中6週で迎えた11戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた12戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコアレスボニータにアタマ差届かず2着に惜敗した。

12月26日、中2週で迎えた13戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、節季特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったクリムゾンクエストに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月20日、中3週で迎えた14戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、むつき特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた15戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のグレイトアクションに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月11日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（7戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

5月16日、中4週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた18戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月6日、中2週で迎えた19戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月10日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月15日、中4週で迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた22戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ターコイズスター賞（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2010年）

1月17日、中4週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

3月14日、中7週で迎えた24戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月15日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のスズマーシャルに1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

9月26日、中5週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。