アムールアドニス（2009年生、母ヴォルケーノ）

アムールアドニス（2009年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「福寿草」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時10歳）と交配したヴォルケーノが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）様似共栄牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の一般C1九。

経歴

デビュー前

2歳のとき、様似共栄牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

7月23日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は402kg。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

11月19日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。12着に終わった。

3歳（2012年）

4月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた5戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

6月9日、中5週で迎えた6戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の春紫苑レース（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた7戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた10戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた11戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったナンヨーオーウに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月26日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るワタリエナジーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月3日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月10日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月17日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で南郷家全騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1九（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るリュウノオーロラを半馬身差し切って2勝目を手にした。

10月13日、中1週で迎えた17戦目は、とわだ駒フェスタレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったフリーデコメに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた18戦目は、サーモンフィッシングレース（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた19戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた20戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた21戦目は、3歳（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4歳（2013年）

1月17日、中2週で迎えた22戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。