ニシノツルギ（1997年生、母ニシノアレッジ）

ニシノツルギ（1997年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時17歳）と交配したニシノアレッジが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地30戦5勝2着4回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

松田正弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

12月4日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るアドマイヤチャンプを次元の違う末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（2000年）

7月29日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2001年）

9月15日、約14か月の休み明けで馬体重を前走からさらに34kg増やして迎えた4戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

10月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仲田雅興騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったオースミマウンテンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で仲田雅興騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

11月3日、連闘で迎えた8戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったケイエススワンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は仲田雅興騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のフォーキャストに3馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。

5歳（2002年）

1月5日、中4週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のユメノラッキーに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

1月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（4戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウォーターポラリスを上がり4位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて4勝目をつかんだ。

2月10日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の高瀬川特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（5戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の洲本特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（6戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた15戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたスピニングアロー決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月18日、中2週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1400m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

6歳（2003年）

11月29日、約18か月半の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（8戦4勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（9戦4勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、ブイヤマトに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（10戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた21戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

2月1日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（11戦4勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のヒカリジルコニアをアタマ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

2月29日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（12戦5勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。

5月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

11月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のゴールデンジュビリーステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

12月18日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

8歳（2005年）

1月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

2月27日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月27日、約9か月の休み明けで迎えた29戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

9歳（2006年）

1月7日、中5週で迎えた30戦目は、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3月2日、中7週で迎えた31戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、ブラッドストーンオープン（名古屋ダート1900m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。